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【無料】スマホだけで使える光量測定アプリ:PPFD Meter – Grow Light Meterの使い方(iPhone / Android)

皆さんはふとした瞬間に、「PPFDを測定したい」と思ったことはないでしょうか。

こんにちは、今村です
専用のPPFD測定器は市販されていますが、実はもっと手軽に使えるものもあります。
今回は、スマホさえあれば無料で使える光量測定アプリ「PPFD Meter – Grow Light Meter」を紹介します。
スマホの機能である、「光の強さを感知するセンサー」を活用したアプリです。
生産者の役に立つ、便利なツールです。


アプリの特徴


アプリの特徴は以下の通りです。
- 特別な設定不要で、スマホに標準装備されているセンサーを利用
- PPFDとDLI(Daily Light Integral)を測定可能
- エリア毎の光量分布をマップで可視化
PPFDとDLIについて簡単に説明しましょう。
- PPFD(Photosynthetic Photon Flux Density):植物が光合成で利用する波長域の光量子束密度を表す単位で、μmol/m²/sで表されます。
- DLI(Daily Light Integral):1日の総PPFD量を表す単位で、mol/m²/dayで表されます。
植物工場では、作物に適したPPFDとDLIを提供することが重要です。例えば、葉菜類の生育には200〜300 μmol/m²/s程度のPPFDが適しています。
しかし、現場の生産性を高めた運営をするには、もっと包括的なノウハウが必要です。
植物工場の現場力を高めるには、以下のコンテンツが強力です。
アプリの使い方




まず、アプリを起動し、「PPFD&DLI」をタップすると測定画面が表示されます。光量を測定するには、栽培している野菜の近くでスマホを構えます。スマホのセンサー部分を光源に向けて、数秒間静止させるだけで簡単にPPFDを測定できます。




「PARマップ」の機能で、エリア毎の光量分布をマップで確認できます。
このマップ機能を使うと、栽培エリア内の光量ムラを把握することができます。光が不足している場所の特定に役立ちます。




LEDなどの人工光を使用している場合は、「PPFD&DLI」の設定画面から「ソース」を変更することをお忘れなく。




シンプルなアプリですが、使い方がわからなければ解説もあります。
ダウンロード
ダウンロードはこちらです。
Android▶PPFD Meter – Grow Light Meter
iPhone▶PPFD METER – Grow Light Meter
植物工場において、光量の管理は非常に重要です。
サッと測定したい場合には、スマホでも利用できるPPFD測定アプリを活用してみてください。
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