植物工場のコラム:チップバーンの本当の恐怖

こんにちは、今村です

このページは、当サイトのコンテンツ「植物工場の収益性を高める172のヒント」で掲載したコラムを公開しています。

内容は、ノウハウなどでは全くないのですが、私の考えや失敗談などを気ままに書いてます。

「へー、他の工場ってそうなんだぁ」といった感じで読んでください。

目次

チップバーンの本当の恐怖

チップバーンが発生すると商品価値が低下します。

しかし、チップバーンは生産性の向上と紙一重です。日頃から収量を高めようと試行錯誤をしていれば、どうしても発生してしまうことがあるんですよね。

とはいえ、日に日にチップバーンが増えてくる状況に陥った時は、

「うわぁ…嫌だな…」

という、なんとも言えない憂鬱な気分になるものです。

現場にいる生産者として、チップバーンが発生することの本当の恐怖は、作業時間が延びることではないでしょうか。

例えば1万株を栽培していて、80%の8000株にチップバーンが出ていたとしましょう。最も影響する作業はトリミングで、1株あたり5秒ほどのチップバーンを取り除く時間が追加されます。

つまり、約11時間分の追加作業が発生するということです。

約2名の追加人員が必要になりますが、そう簡単に人員の手配などできません。

たいていは残業のハードルが低い正社員で一時対応することになるでしょう。

しかし毎日のようにチップバーンの対応に追われ、それが常態化すると最悪です。

色々な仕事が滞り、本来の役割である、「チップバーンを改善して生産性を高める活動」にも力を注げなくなるかもしれません。それだけは避けたいのです。

逆に、チップバーンを過剰に恐れるあまり、「攻め」の生育改善を行えなくなることも健全な状態ではありません。

そのため日頃から、チップバーンの発生には敏感になります。

最も慌てるのは、なぜチップバーンが増えてきたのかがよくわからない時です。

収量増加を目指し、栽培環境に「攻め」の変更をしている時などは、チップバーンが出ても「やっぱり出てきたか」と落ち着いて対応できます。

しかし予期せぬタイミングでチップバーンが出始めると一大事です。理由がわからないので対応も遅れてしまうかもしれません。

恐怖を知っているだけに、そんな時には大慌てで原因究明をすることになるのです。

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