システム操作を忘れて帰宅、栽培室がとんでもない気温に…

こんにちは、今村です

このコラムは、私が現場で感じたことや、体験したことを書いてます。

10年以上現場にいると、色々ありますよね。思い出したことを、気ままに書いてます。

植物工場の現場の方々と話していると、「他の工場のことを全然知らないんです」という方が多いです。ぜひ「へー、他の工場ってそうなんだぁ」といった感じで読んでください。

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システム操作を忘れて帰宅、栽培室がとんでもない気温に…

ある日、新築の工場で環境制御システムのテストをしていた私。

その日の仕事は、1日かけて空調や照明など、システムの動作を確認することです。これから始まる施設の稼働に向けて、問題がないことを確認しなくてはいけません。

確認の結果、特にシステムに問題はなく、夕方には一通りのテストを終えました。そして、その日の作業を終えて帰宅しました。

しかし家でくつろいでいると、ふと不安な思いが脳裏をよぎりました。

「あれ、栽培室の照明、消したっけ…?」

その日、作業をしていたのは私だけで、施設には誰もいません。そのため、誰かに確認をお願いすることもできません。
しかし、幸いにも外部接続が可能なシステムだったので、家からすぐに確認することができました。

「やっぱり、付けっぱなしだった!気付いて良かった!」
「ん、あれ…?」

ほっとしたのも束の間、気温の表示が目に飛び込んできました。

「ええっ、50度!?」

50度は温度表示の限界値。実際の温度はもっと高かったはずです。小さな施設だったため、照明の熱だけでもここまで上昇してしまったのでしょう。これはマズイ。すぐに照明を切り、冷房をオンにしました。すぐに気温は下がり、大事には至りませんでした。

新しい施設のため作物は育てていなかったのですが、栽培中の施設だったらと思うと、ゾッとします。50度では作物は全滅ですね…。最後の確認を怠らないようにしよう。という教訓になった出来事でした。

このコラムの掲載元は、現場力アップのノウハウ集

このコラムは、以下の植物工場ノウハウ集に掲載したものです。

現場の仕様や設備に関わらず、収益性アップに役立つノウハウを詰め込みました。

植物工場や施設栽培をやられている方は、確認必須です。

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