こんにちは、今村です
このページは、当サイトのコンテンツ「植物工場の収益性を高める172のヒント」で掲載したコラムを公開しています。
内容は、ノウハウなどでは全くないのですが、私の考えや失敗談などを気ままに書いてます。
「へー、他の工場ってそうなんだぁ」といった感じで読んでください。
フル生産をしている工場が限界を超えるとき
営業と生産部門の対立構図は、ほとんどの製造業で同じように見られるそうです。皆さんの職場ではいかがでしょうか。
営業は売上を伸ばすこと、生産部門は効率的に製造することを追求します。
私が個人的に思うことは、対立には仕方がない面もあるということです。なぜなら、両者の目的は根本的に違うからです。
工場がフル生産しているときに、「何とかして、もっと出荷できないか」といった無茶な要求は、私も経験があります。
とはいえ無茶とはわかっていても、簡単に断ることはできません。これは、お客さんとの信頼関係の問題でもあるからです。
しかしここで、「何とかします」という回答が正解とも言えません。
なぜなら、「何とかします」とは、「現場に無理をかけて、翌日以降の生産性を落としてでも出荷します」という意味だからです。
そうした対応は長続きしないですし、長い目で見てプラスになりにくいです。
それに、そのような対応をする生産側に対しては、営業側はきっとこう思うでしょう。「出荷は難しいと言われても、何度も食い下がれば対応してくれる」と。
一時的に無理をすることは、品質や従業員の士気も下がることになります。結果的には会社の損です。
そうならないためには、生産と営業の両方が、工場の限界を正確に理解しておくべきでしょう。
生産側は日頃から、工場の情報を営業側とちゃんと共有すべきです。お互いが客観的なデータを基に冷静に議論することで、対立を解消できるかもしれません。
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