こんにちは、今村です
このページは、当サイトのコンテンツ「植物工場の収益性を高める172のヒント」で掲載したコラムを公開しています。
内容は、ノウハウなどでは全くないのですが、私の考えや失敗談などを気ままに書いてます。
「へー、他の工場ってそうなんだぁ」といった感じで読んでください。
記録は紙ベース?、それともデータベース?
農業分野におけるECプラットフォームの普及は、他産業と比べるとまだまだ遅れていると言われています。
農産物は品質や規格がバラつきやすいですし、電子化になじみにくいという背景もあるのでしょう。
私にも以前、こんな経験があります。
毎日18時頃に、FAXで注文を送ってくださるお客様がいらっしゃいました。
そのお客様からの注文を受け、すぐにその数量で出荷するのが日課だったのですが、肝心の注文数の文字が潰れて見えないことが頻繁にあったのです。原因はFAXを使っていたからです。
それが起こるたびに、お客様へ確認の電話をかけることになります。
FAXで送られてきた注文を、電話口で一つずつ確認するという不毛な作業です。この確認が遅れるほど、その日の出荷が遅れてしまいます。
すんなり電話が繋がれば良いのですが、繋がらない場合もあります。また、18時頃なので、お客様がすでに晩酌を開始されている日もありました。
これが結構な頻度で起こるので、FAXをやめて、メールなどに変えるようお願いしたこともありました。しかし理由はわかりませんが、FAX以外の方法では対応してもらえませんでした。
さて、みなさんの施設内では、記録等に用いる帳票は紙とデータのどちらで管理されているでしょうか。
基本的には、ほとんどの帳票はデータの方が便利だと思います。
特に栽培データや生産物データは、データ間の相関や分析に活用することが目的なので、紙での記録では役に立ちません。
GGAPなどの外部認証を受ける際にも、データで記録されていれば問題ありません。
一方で、清掃や点検のチェック表などは、紙の方が便利かもしれません。
表の中に◯をつけるだけなら、データ入力よりも紙の方が早いですよね。
また、植物工場は幅広い年齢層の方が働ける職場ですが、高齢の方になるとどうしても電子機器が苦手という人もいます。そういった方が多い場合は、やはり紙の方が良いのかもしれません。
とはいえ、現代ではスマホやタブレットが完全に普及し、誰もが当たり前のように持ち歩いています。
苦手な方でも、使い方を教えてみると意外と使いこなせるようになるものです。
結論としては、紙とデータの使い分けは用途に合わせて行うべきだと思います。それぞれの長所を活かし、現場の効率化と生産性向上につなげていきましょう。
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